こちらもSNSの方からお話頂きましたのと、
比較的医療に従事している際にも多いご質問なので、
この”音が鳴る”について少しお話できればと思います。
ネットで調べてみた
まずは世の中の情報ではどんなことが書いてあるのか?
「膝が鳴る」・・・っと
・変形性膝関節症のはじまり!
・要注意!
・キャビテーション音
ん~よくわからん。
実はコレ
まだ原因がはっきりとわかっていない。のです
もちろん有力な説はたくさんありますけどね。
ということで、少し個人的な経験も踏まえて
超独断と偏見の塊なお話です。
膝を曲げると音がなる
まずはどんな音でしょうか?
ポキッ! パキッ!【キャビテーション音】
ほとんどはこのときでしょうか。
パキッ!!
この際の音は
そうですね、ネットの情報どおり
指をパキッ!と鳴らす音に非常に近いかと思います。
結論から言うと、この場合は”問題無し”でしょう。
キャビテーション音と言って、関節内の気泡が弾ける音だということが最近の研究で明らかになってきています。
ゴリッ! コリっ! 【滑膜ヒダ】
前述の”キャビテーション”は1回鳴ると比較的連続して鳴りません
でも中には動かすたびに中でコリコリ。
しゃがみ込みではなくとも、普通にその場で膝を曲げ伸ばししても
コリコリ!ゴリ!
みたいな膝の中で転がるような音がある人もいます。
これはほとんどネットにもありませんが
”滑膜ヒダ”という膝蓋骨(膝のお皿)の内側にくっついているスジが摩擦している音だと思っています
なぜかというと
僕がこの音の持ち主だからです(笑)
自分がそうなのよ~
です
なので、自分で触って部位を確認したんですね。
でもあまりにもわかりづらいのですが
場所的にそうだな・・・と。
で、この場合も問題ないでしょうってのが普通なのですが・・
まれに膝が引っかかったり、挟まるんですよね。
僕の場合は膝をねじって外せるので、大丈夫なのですが
ココに炎症が起きてしまう場合は痛いわけです。
そしたら病院です
稀に手術もします。
ギギギギーっ・ジャリジャリ【末期変形性膝関節症】
これです。
でも、この音はですね、たぶん・・・
我々セラピスト側が膝を触っていてやっと感じ取れるレベルだったりします。
私の場合、以前に勤務していた病院が人工膝関節置換術(TKA)を頻繁に行っている病院で
それこそ変形性膝関節症の末期の方々の膝をかなり診させて頂きましたので、何度も聞いた音です
いわゆる”軟骨がすり減り”骨同士が当たって音がなる場合は
「ギャリギャリギャリ・・・。」って感じです
ホント申し訳ない、恐縮ですが
こうね、黒板を引っ掻いた際に感じる「ブルブル感」が僕はあるんですね
あ、これやばい!みたいな
逆にここまでいくと痛みも無い人すらいますけどね
骨同士があたるとゴツゴツ!とすると思っていますでしょうか
違います。 ギャリギャリ・・です
この場合はもう仕方ないのです。
まとめ
①しゃがみ込みでパキっとなる”キャビテーション”(1度きり)
②曲げ伸ばしでゴリゴリ、コリコリ。挟まることも”滑膜ヒダ障害”(何度でも)
③ギャリギャリ・・・骨が当たる音(末期変形性膝関節症)
これらの音と併発して”痛み”が無ければ問題ないと思いますが、特に②の場合は注意が必要です
また半月板損傷による轢音というものがあり、半月板の挟み込みによるロッキングやキャッチングという現症もあるたね、しっかりと検査をして鑑別することが必要です。
まずは一度御相談下さい。
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