私は医療業界に入って10年以上経ちます。

総合病院からクリニック、介護施設まで様々な業態を勤務させて頂いた中で、本当に貴重な経験をしてきました。

内科・整形外科・癌専門病棟・糖尿病専門病棟など、その各病棟で求められることも様々でした。

癌病棟では笑顔で退院される方もいれば、みるみるカラダが痩せていき、泣きながら「もう終わりにしたい」と対面で言われることもあり、また昨日一緒に笑顔でリハビリしていた患者様が亡くなることも当たり前のようにありました。

自分は何をしていたんだ。何も協力出来ていない。自分は必要なのか?ただ医療費をもらっているだけではないのか。

と葛藤する毎日でした。

医療界では「リハビリテーションは医師の指示のもと行われる」のが法律です。医師が絶対です。

でも、当時の私は毎日自問自答した末に、主治医に向かって

リハビリは要らないのでは無いでしょうか?何の役に立っていますか?

と言ったこともありました。今考えるとい恐ろしいです。

そして、

10年以上経過した今でもそれは変わりません。

自分は皆様に良いきっかけになれたのか、喜んでもらえているのか

理学療法士として役に立てているのか。毎日考えています。

でも、それは昔のようなネガティブな話ではありません。

10年以上経過した今だからこそ、特に考えているのです。

もっと何かできる。もっと役にたてる。と

正直な話。このサロンを立ち上げて、このHPを作成するときも

どうしたら稼げるのか?どうしたら集客できるのか?

と考えに考え、HP作成も壊滅的でした。

全く思い通りに進まず

数ヶ月の空白の時を経て(長すぎ笑)

あぁ。目指している本質が違うわ。

とある時気づくのでした。

初心忘れるべからず。私は何をしたかったのか。

それは1つ

「ご縁を頂いた時に、少しでも喜んでくれたなら、役に立てたならそれが嬉しいのだ」と

その気持ちを表現したサロンにした結果、HP作成も一気に進みました。

自分らしく。

うん。これですね。

でもこんな文章を書いたあげくの果てに

あまり役に立てなかったらと責任も感じますが。それも勉強です。

そのために、日々切磋琢磨している毎日です。

医療人って、お金を頂いて「ありがとう」と言われる、数少ない職種なのです。

そんなセラピストでありたいと思うのです。

これが当サロンの「経営方針」です。