変形(軟骨がすり減って)しているから仕方無いと言われた(変形性膝関節症)

変形性膝関節症は2022年現在では約3000万人と推察されているようです。たしかに変形は進行性なので、諦めてしまう方や手術を薦められることも少なくありません。ですが、現場ではレントゲン上で変形は認めていても軟骨がすり減っている人はあまり見たことがありません。本当に軟骨がすり減って骨が当たって痛い場合は、もはや激痛で歩行不可能です。これは手術を薦められるでしょう。実際に変形性膝関節症と診断された方を施術すると疼痛の軽減を認めることは多いです。それはなぜか?「変形による痛みではない部分」があるからです。ここは解剖学的な説明を要しますので、まずは相談ください。

(point) 変形は末期になって変形しきると逆に関節が固まって痛みが消失することが多いです。変形している途中【進行中】が1番痛いのです。

湿布で我慢している

湿布すれば痛くないのであればこれは別に良いと思います。最近ではかなり鎮痛作用の強い湿布も出てきています。ただし・・です、本当は痛いのに。湿布しか治療方法が無い。というようであれば話は別です。もしかしたら、湿布を貼っている部位ではないところが原因かもしれません。

成長痛といわれた(小児の膝関節痛)

最近ではあまり聞かなくなった「成長痛」ですが、

成長痛というのは実際医学的には根拠が無いものであって、「成長痛」といわれた=原因不明といわれているようなものです。 もちろん原因不明な痛みもあるのは事実ですが、スポーツによる膝痛の場合は、その動き方や膝のねじれを確実に診る必要があります。オスグッド病もその1つですね。本当に成長による筋肉の張りが原因であれば対処は可能です。

骨盤のゆがみと言われた

骨盤が歪んで身体バランスが悪いから、膝に負担が掛かる。

ってざっくりしずぎじゃないですか?この説明をされた場合に、ぜひ確認して欲しいことがあります。当たり前ですが

はい!骨盤整復しました!

のあとで、疼痛が消えたかどうかです。当たり前でしょ?笑

それが原因と説明した以上は骨盤まっすぐになったら、その瞬間だけでも疼痛は消えないといけません。

そうでなかったら・・・・? それは原因ではない。もしくは骨盤は整復されていないだけですね。

筋力不足って言われてしまった・・

これは良く聞くワードですよね。

膝の筋トレって・・・こんなん思い浮かぶでしょうか?

膝の前側にある筋肉の代表例ですが。この運動自体、もちろん大事であり、そうでは無いかもしれません

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この筋肉を鍛えることによって膝の変形が助長されたという研究報告もあります。

難しい話はさておいて、筋肉はあることに越したことはありませんが。そもそも、その筋肉を発揮できるだけの膝の可動性はありますか? というのが重要です。まずは御相談ください。

階段昇降が痛い、辛い

特に降りる、昇る。どちらが痛いのかによっても原因は変わってきますが、まずは階段昇降が出来るだけの膝の可動域はありますでしょうか?これは基本ですが、意外と無視されているのです。可動域が改善すればおのずと筋出力も向上します。まずは御相談を。


動き出しだけ膝が痛い

ずっと座っていて、立って歩く瞬間が痛い。という方は高齢者では非常に多いです。その原因は”筋の滑走不全”と言われていますが、正直なところ、膝痛の中で一番むずかしい印象です。膝だけの問題でなく、股関節の問題や血流不全など多義にわたり、またご自身でも日常でケアをすることが必須になります。

まとめ

もちろんですね、まだまだ膝の症状なんて多義にわたるわけです。

医療機関に10年以上勤めていると、我々の手ではどうしようもない症状や、なんで痛みがとれないんだ・・。という方もたくさんいらっしゃいます。その度にまた勉強させて頂くのですが、それでも「ココに来てよかったよ!」というお言葉を聞くたびに、「こんな自分でももっと救える人がいるのではないか」と思うわけです。

もしこのHPを見てご縁がありましたら、ぜひ一度ご相談下さい

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