コレがまさに当院の最大のコンセプトです。

整形外科に10年以上勤務して分かったことがあります、それが

このポエムみたいなお話。周りからみたら当たり前だけど笑えますね

でも、我々理学療法士に限らず、柔道整復師さんや鍼灸師さん、はたまた整体師さんも

自分の手で患者を良くするんだ!!!

という強い志をもって施術をしていますし、治療の研修会に行くと、その研修コースだけで〇十万~〇百万円も掛かるのです。

それだけ【痛み】を治したい気持ちはみんな強いですし、一時期は

薬とか注射なんて効かないでしょ。やはり骨盤のゆがみを整えて、こうしてあ~して。

って考えていた時期もありました。

ですが、整形外科というところに10年以上勤務していると見えてくるのです。

そう、

【限界】というものが。

今まで何百万円も掛けて勉強してきた、あの【痛み】が。

そう、注射で一発で消失する現実を。

当初はかなりショックでしたが、私の勤務する整形外科の先生はとっても素晴らしい方で

,

整形外科とリハビリテーションが協力して治すんだよ。

といつもお話していて、良い意味で我々理学療法士にほとんど任せてくれるのです。

すごいですよ?患者説明のときに

ウチの理学療法士がこういっているんだから。間違ってないです。

って普通に患者さんに説明しますからね?笑

だからこそ、毎日がものすごい責任と重圧なのです。

だって、理学療法士がほとんどの神経症状や重篤な症状を見極めて、それを先生に報告して

それを基に先生が治療の流れを決めてくれるのだから。

その為には、【骨盤のゆがみ】だとか、【筋膜の繋がりが・・】ではなく

まずは

医学的な根拠に基づいて、検査・評価を確実に行い。その痛みの原因を探る。

当たり前のこれを毎日、毎日。繰り返していくことになります。

するとね、見えてくるのです。

自分の手で良くなる部分とそうでない部分。

要は、膝の痛み方のパターンがわかってくるんですね。

あ~、この痛み方ね。って

そうすると、何が良いかって

イレギュラーが見つかりやすくなるんです。

いつもだったら、この症状や検査結果だと、1回の治療でこのくらいは改善が見られるのに

この患者さんは全然改善がみられない。おかしい・・・

ってなると、

先生~。この患者さんはリハビリではこれ以上ダメです。一回精査してください!

となるわけです。すると・・

MRIで重大な病気があったり

色々な病態がわかったりして。

新人の時代は

臨床経験なんて関係ないっしょ。たくさん勉強して、金かけて治療技術を学んでる僕には、先輩だろうと勝てるわけがない。

って思っていましたが・・笑

やはり経験には勝てません。

経験を積む=イレギュラーにたくさん出逢う

ということなのです。そしてまさに今もその勉強をさせて頂いてる最中なので

ここの屋号は

膝と痛みの研究所

になるわけですね。

・・

で。お話を戻すと

治せるものは治します。

治せないものは病院に行ってください。

これです。当たり前のようで、この世界では当たり前ではありません。

だから、同じ治療院にず~っと治らないけど通っている人がいるのです。

ん~?まさに当たり前だし。みんなそうしてくれているんでしょ?

って思いますよね。

それが違うのです。

私もそうでしたが、ある種の治療技術を学ぶと

(例)骨盤のゆがみを戻して全身の神経系から正常に戻す。

とか

(例)内臓の調整をすればそれに属する骨、神経、血管、筋肉は全て効果が波及する

とか

(例)〇〇関節を動かせば、全身の筋攣縮がとれる

とかね。

これらを否定しているのでは無く。こういった流派の治療を学ぶと

その手技療法に目の前の患者を無理やり当てはめて考えてしまうのです

この患者も〇〇治療すればきっと治るでしょう。

って。

とある患者の話

前にこんな患者さんがいました。

以前に、内臓と骨盤を整えて治療してくれる先生のところに通ったんです。そしたらずっと痛かった膝の痛みが無くなったんです!でも、最近また同じところが痛くて。またそこに行こうかと思ったんだけど、なんせ金額が高くて・・・。

内臓治療で膝の痛み消えたの??凄いですね!!?、、で、1回おいくら?

1回10000円くらいで、週1ペースで20回通いました。

・・

おい。ちょっと待て

いや、治って良かったね。

でもさ、

でもさ、

20回って。

カチャカチャ・・・・

チ~ン(💰)

200,000円!!!??

儲かってまんな~。

・・

あ、、いやいや。いいのよ?

お金の価値ってのは他人が決めるもんじゃないし。

でもさ、今回はそこじゃなくてさ、

普通に週1計算でも、、

約半年でしょ?

そんなん、

半年したら何も治療してなくても治ってた可能性もあるんじゃない??

って言わなかったですよ?笑

で、結果的にその患者は普通に内臓では無く

膝の膝蓋下脂肪体という部分が固まって痛かっただけなので

5分くらいで痛みはほとんど消えて、あとはセルフエクササイズを指導して

うん。終わりました。1回で。

これは普通に成功例ですが、よくあることです

治らないもの

じゃぁ、逆に治らないものって何よ?

ってなりますね。

ここまで偉そうにお話してきましたが、一緒に頑張ってもやはり良くならない患者さんもたくさんいます。

その原因の1つは

原疾患

です。

例えば・・

関節リウマチによって

変形が今まさに進んでいる時期。←ここ重要

リウマチ=痛い。ではなく

リウマチの進行期っていうのは痛みますが、それこそ変形が末期まで進んだ人は痛みがない人がほとんどです。

ここはまた詳しくお話する機会があればと思いますが、

この【進行期】には、やるべきことは1つ。

無理せず、リウマチ専門医に、自分に合ったリウマチ薬を処方してもらう。

これに限ります。

う~ん。じゃあ、私はリウマチで薬も飲んでるけど。まだ膝が少し痛いのよね。でもそれ以外は何も出来ないってこと?

って思いますよね。

でもこれも違います。

なんやねん!!!

要するにですね・・・

例えば、我々理学療法士のリハビリテーションの領域には

脳卒中片麻痺

という分野があります。

長嶋茂雄さんが有名ですね

この麻痺の患者さんがよく言われることが

麻痺だから脚が硬くなって、動かないんです。

という言葉。

確かに間違いなしです。

・・

そうでしょうか?

本当に??

・・

はっきり言います。

確かに麻痺は誰にも治せませんが

その

脚が硬くなって

の部分。

これってさ、

いつ、だれが、何を診て。麻痺のせいだって決めたんや?

もしかしたら

昔から足が硬かったのかもしれないし、

はたまた、なんか痛くて固まっちゃってるのかもしれないし

よく聞くところの、

骨盤のゆがみで脚が硬いのかも、もしかしたら内臓反射で硬いのかも・・?

そういった考えうる因子を全て取り除いて(治療してみて)

それでやっと残った症状が

純粋な麻痺症状。ということになるのでしょうよ。

意味不明ですぅ・・

あぁ、すいません。熱くなってしまいました・・

簡単にいうと

その膝の痛み

MAXが100%痛いとして

リウマチによる痛みは本当に100%なのか?ってこと

もしかしたら、リウマチ関係なく

単純に膝が捻じれていて、かみ合わせが悪くて痛い。っていう部分も30%くらいは無いかな・・?

仕事の頑張りすぎで、膝への負担が掛かって痛い。ってのは10%くらいあるのでは??

っていうことを考えるのが大事なんです。

そうすると

リウマチによる痛みが70%で、捻じれて筋肉硬くて痛いのが30%だとしたら

我々はリウマチは治せないけど

ほかの30%は何かできることがあるでしょ!!

って思うわけですよ。

改善できる部分を探す

でもここで需要なのが

やるべき部分とそうでない部分の鑑別です。

ほいじゃぁ、出来るところから頑張ってやっていきましょ~!!!

ってやると、リウマチが悪化するわけです。

今まで何人の患者さんがきたことか・・

ちょっと腰が痛くて。近くのリラクセーション屋さんに行って、モミモミしてもらったら。なんか痺れてきちゃって、そのあとは腰痛が増悪して。動けないです

こういうパターン。

とても難しいのです。

私も未だにすべての患者さんに対して

ビクビクしながら対応しています。

あぁぁぁ、大丈夫かな。ここまで動かせるかな・・

でも

顔は自信満々な営業スマイルを作りますけどね!!笑

ちなみにその鑑別は【炎症】や【腫れ】、【浮腫】などの視覚的な初見もありますし

血管運動反射といって自律神経系の初見、整形外科的テストを組み合わせて判断しますが

正直なところ、触った瞬間の

むむむ、、、あ~。この感じね。これ動かしたらだめだな

と、なんとも文章にしづらい。感覚的なところが多いです。

関節の中がね、こう・・・

ギシュグシュ・・・・。モワ~ン。とするんです。

まとめ

とりあえずです

何が言いたいのかというと、そのままです

【改善できるものと改善できないものの鑑別をして、出来る部分は徹底していく】

これに限ります。

我々ごときが

希望をもってガンバりましょう!!

な~んて、軽いこと言えませんし、必ず良くなるという確信も無いので、本来は言ってはいけないのですが。

希望をもっていつも取り組んでいる私でございます。

しっかり検査して、良くなるところは頑張る。

ダメなところはちゃんと説明して病院へ

長々ありがとうございました(^^♪